務める・努める・勤めるの意味の違い

今回は「務める」「努める」「勤める」という言葉について考えてみましょう。この3つの同訓異字にはそれぞれどういった意味があるのでしょうか。そしてどういった使い方がされているのでしょうか。今回はわかりやすいように同義語を示していますので、使い分ける際の参考にしてくださいね。

「務める」の意味

まず初めに「務める」の意味について説明します。「務める」とは「役目を受け持つ、役目をする」とあります。同義語で「任務」と言ったほうがわかりやすいかもしれません。果たさなくてはならない役目につく場合など「務める」が使用されます。

「努める」の意味

次に「努める」の意味について解説します。「努める」とは「力を尽くす。努力する」とあります。何かを力を尽くして行う場合に使用されており、同義語として「努力」が挙げられます。目標のために力を尽くす場合は「努める」を使用すると覚えておきましょう。

「勤める」の意味

最後に「勤める」とは「(役所・会社などに通って)仕事につく。勤務する」とあります。同義語として挙げられるものに「勤労」という言葉があります。勤めに骨を折る、もしくは仕事をするという意味で使われていますので、使い分けがしやすい言葉なのでしょうか。

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この場合はどの「つとめる」?具体的な使用例を紹介!

・新しい教授の案内役を「つとめる」
・我が子が学芸会で主役を「つとめる」ことになった
この場合は「務める」が正解です。1つ目の例文では教授の案内役という任務を請け負ったと置き換えられ、2つ目の例文では引き受けた主役という役割を果たすという意味で「務める」が使用されています。

・学生のうちは、遊びよりも勉強に「つとめる」
・チームで力を合わせ、プロジェクトの成功に「つとめる」
1つ目の例文は、勉強に励む、力を尽くすという意味で「つとめる」が使用されています。また、2つ目の例文でもプロジェクトに対し力を尽くすという意味合いがありますので、どちらも「務める」が正解です。

・彼女は4月から都心の会社に「つとめる」そうだ
・彼は実家の寺のお「つとめ」に励んでいる
この場合は「勤める」が正解です。1つ目の例文では会社に勤務するという意味で「勤める」が使用されています。また、2つ目の例文は会社に勤務するという意味ではありませんが、「勤める」には仏道修行をするという意味もあるため、「勤める」が正しい使い方となります。

務める・努める・勤めるの言葉の意味の違いとは?まとめ

今回ご紹介した3つの「つとめる」について意味の違い、使い方の違いはご理解いただけたでしょうか。「役目を受け持つ」「任務」という意味合いで使用される「務める」、「力を尽くし、努力する」という場合は「努める」、そして「会社に勤務する」という意味の「勤める」という明確な違いがありました。今回は同義語と一緒にご紹介してみましたので、使い分けがわからなくなった場合は、同義語を思い出してみてもいいかもしれませんね。

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