作る・造る・創るの意味の違い

今回は「作る」「造る」「創る」の3つの言葉について解説します。この3つの言葉は普段何気なく使い分けている方も多いと思いますが、どういった場面で、どのように使用しているのか、具体的に考える機会が少ないのではないでしょうか。3つの「つくる」の意味と、使い分け方法についてじっくり考えてみませんか。

「作る」の意味

まず初めに「作る」の意味について説明します。「作る」とは「手を加えて、もとと違ったものに仕上げる。材料・素材などに手を加えて、価値あるものに仕立てる。わざと仕組んでそうする」とあります。一般的に最も用いられることの多い「つくる」はこの漢字を用います。

「造る」の意味

次に「造る」の意味についてですが、造る」も「作る」と同じ意味を持つ言葉です。しかし「作る」と大きく違うのは「大規模なものをつくる場合、形あるものをつくる場合に特につかう」という点です。折り紙などの小さなものを「つくる」場合は「作る」を使用するのに対し、財産・不動産など大規模な物を「つくる」場合に「造る」という言葉が用いられます。

「創る」の意味

最後に「創る」の意味について説明します。「創る」も実は「作る」と同じ意味を持つ言葉ですが、「造る」と同様に、ある特定の場合のみに使われる言葉です。「創る」は「新しく生み出す」という意味合いで使われ、同義語として「創造」という言葉が当てられています。

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この場合はどの「つくる」?具体的な使用例を紹介!

・娘と二人で晩御飯を「つくる
・朝起きて、まずすることは顔を「つくる」ことだ
この場合は「作る」が正解です。1つ目の例文では、食材に手を加えて価値あるもの(夕食)に仕立てるという意味で「つくる」が使われています。また、2つ目の例文「顔をつくる」は化粧をするという表現として用いられる言葉です。この慣用句においては「顔を作る」が正しいとされています。

・新しく買った家に庭を「つくる
・親子2代に渡って財産を「つくる
この場合は「造る」が正解です。庭という大きな形あるものを「つくる」場合は「造る」を使用します。また、親子2代に渡って築かれた財産も大きなものと捉えると「造る」が正しい使い方となります。
・彼は今年中に新しい会社を「つくる」そうだ
・この発明品は、彼女が一から考え「つくり」あげたものだ
この2つの例文では、どちらも何もないところからつくり上げる、創造する、創始するという意味で「つくる」が使用されています。そういった場合は「創る」を使用します。「創る」は常用外であり、使用する機会は少ないかもしれませんが、何かを生み出したことを特に強く伝えたい場合には有効な漢字だと言えます。

作る・造る・創るの言葉の意味の違いとは?まとめ

今回ご紹介した3つの言葉について、いかがでしたか。それぞれの言葉について詳しく考えてみると、全く同じ意味を持つ言葉でありながら、使われ方、使われている場面が全く違うことがわかりました。一般的に使われている「作る」に対し、特に大きなものをつくる場合に使われる「造る」。そして、新しく創造したという意味で使われている「創る」。3つの言葉の使い分け方を知り、次回から上手に使ってくださいね。

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