使うと遣うの意味の違い

今回は「使う」と「遣う」について意味の違いを考えてみましょう。この2つの同訓異字は、辞書によっては全く同じ言葉として説明されています。この2つの言葉も「断つ」「絶つ」のように、同じ意味を持ちながらも使われる場面や、意味合いによって使用する漢字が変わる言葉です。具体的にどのような場合にそれぞれの「つかう」を用いるのでしょうか。詳しく解説します。

「使う」と「遣う」の具体的な使い分け方とは?

今回は「使う・遣う」の意味について一度に説明します。「それを、ある物・事のために働かせる。言いつけて用をさせる。材料・手段として役立てる。費やす。術・技などをあやつる」とあります。どちらの「つかう」にもこれらの同じ意味があります。一般的に使用される「使う」は主として動詞形として用いられています。一方、「遣う」は気持ち・心などを工夫して「つかう」場合などに用いられている他、「遣い」と書き限定的に、名詞形として使われることもよくあります。例えば「言葉遣い」「無駄遣い」などが挙げられます。

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この場合はどっちの「つかう」?具体的な使用例を紹介!

・彼と同じ時間を過ごすと、いつも気を「つかう」
・去年はお金を無駄に「つかう」機会が多かったので、今年は節約する
この場合は「使う」が正解です。1つ目の例文では「相手に心づかいをする」という意味で用いられています。そして2つ目の例文ではお金を費やしてしまったという意味で使用されていますので、こちらも「使う」が正解です。

・彼は同じ時間を過ごす相手をいつも気「づかう」
・去年は無駄「づかい」をしてしまったので、今年は節約する
この場合は「遣う」が正解です。前述の「使う」の例文と似通った例文を挙げましたが、1つ目の例文では彼は相手を心配する、心地よく過ごせているか心を砕くという意味で使用されていますので「遣う」が用いられています。また、2つ目の例文では「つかう」を名詞形にした「つかい」という言葉に変化しています。こういった場合は「遣う」を用いると覚えておくとよいでしょう。

使う・遣うの言葉の意味の違いとは?まとめ

今回ご紹介した「使う」「遣う」という2つの同訓異字は、意味としては全く同じ意味を持つ言葉だということがわかりました。ですが、それぞれに使用されている場面は変わることがご理解いただけたでしょうか。一般的に用いられる「使う」に対して、「遣う」は気持ち・心などを工夫する場合に用いられる他、名詞形として「遣い」という言葉としてよく使用されていることもわかりました。このような違いを持つ2つの言葉はとても珍しいのですが、皆さんも同じような法則の同訓異字を探してみても面白いかもしれませんね。

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