締める・絞める・閉める・占めるの意味の違い

今回は「しめる」という言葉について考えてみましょう。4つの「しめる」は、それぞれ同じ意味があるのでしょうか、または全く異なる意味を持つ言葉なのでしょうか。それぞれの言葉について、詳しい意味を説明し、具体的な使い方について解説します。

「締める」の意味

「締める」とは「力を加えて、ゆるみ・あきを無くする。ゆるい(離れた)状態でないように圧力を加える」とあります。その他にも「心・行動のたるみをなくす。料理で塩じめ、昆布じめなどをする。進めてきたものに一つの切りをつける。物を動かして、あき間をふさぐ」との意味があります。

「絞める」の意味

次に「絞める」ですが、「締める」と同語源の言葉であり、意味もほぼ同じになります。ただし、「絞める」の場合は、特に「手やひもなどで強く押さえつけたり、巻き付けたりする。また、そのようにして殺す」という意味で広く使われている言葉です。

「閉める」の意味

3番目に「閉める」の意味を説明します。「閉める」とは「物を動かして、あき間をふさぐ。閉じる」とあります。「締める」にも同じ意味がありますので、どちらを使用しても構いませんが、とくに「あき間をふさぐ」という場面においては「閉める」を使用してみてはいかがでしょうか。

「占める」の意味

最後に「占める」とは、「それ、またはそこを自分の勢力下に入れる。わがものとして得る。その位置や割合を取る」という意味があります。「占有」という言葉と同義語と覚えておくとわかりやすいのではないでしょうか。

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この場合はどの「しめる」?具体的な使用例を紹介!

・お祭りに行くために、浴衣の帯を「しめる」
・仕事でミスを犯さないように、気を引き「しめる」
この場合は「締める」が正解です。力を加えてゆるみをなくすという意味で使用する「しめる」と、心・行動のたるみをなくすという意味の「しめる」、どちらも「締める」が正しい使い方になります。

・この遺体は紐で首を「しめ」られている
・自然体験教室などでは、実際にニワトリを「しめる」教室もある
この場合は「絞める」が正解です。どちらも「しめ殺す」という意味で使用されていますので、「絞める」が正しい使い方になります。

・夕方になると肌寒いので窓を「しめる」
・あの店は今月いっぱいで「しめる」そうだ
1つ目の例文では「あき間をふさぐ」という意味で「閉める」という言葉が用いられ、2つ目の例文では「閉じる」という意味で「閉める」が使われていますが、どちらも「閉める」が正しい使い方になります。

・この一帯の土地は彼の一族が「しめる」
・時給の高いバイトが見つかり、味を「しめる」
この場合は「占める」が正解です。1つ目の例文は「占有」するという意味で使用されており、2つ目の例文は「わがものとして得る」という意味で用いられています。

締める・絞める・閉める・占めるの言葉の意味の違いとは?まとめ

4つの「しめる」について説明しましたが、意味は理解していただけたでしょうか。一般的に広く使われている「締める」、特にしめ殺すという意味で使われる「絞める」、あき間をふさぐという意味のある「閉める」、そして占有すると同義語の「占める」がありました。それぞれの意味を正しく理解し、上手に使い分けましょう。

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