探すと捜すの意味の違い

今回は「さがす」という言葉について考えてみましょう。「探す」と「捜す」はどちらも漠然と同じような意味合いを持つ言葉だということはおわかりだと思います。この2つの「さがす」はそれぞれにどういった使われ方をしている言葉なのでしょうか。詳しく解説します。

「探す」と「捜す」の具体的な意味の違い

「探す」と「捜す」は辞書では同じ意味を持つ言葉として説明されています。2つの言葉は「どこかに在るはずのものを見つけ出そうとする行動をする」という意味があります。では、2つの言葉の使い方についてはどうでしょうか。「探す」は「欲しい物をみつけようとする」場合に使われることが多く、「捜す」は「主として見えなくなったものをさがし出す」という意味合いで使用されています。同じ意味を持つ言葉ですが、「さがす」人の意思によって使われる言葉が変わるという点では「きく」という同訓異字ととても近い使い方だと言えます。

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この場合はどちらの「さがす」?具体的な使用例を紹介!

・海外には、海底に眠る宝物を「さがす」会社があるらしい
・レポートを書くために、資料となる書籍を「さがす
この場合は「探す」が正解です。どちらも「どこかにあるはずの」宝物、本をそれぞれ「さがして」いますので、「探す」が正しい使い方となります。

・家出をしてしまった弟を、血眼になって「さがす」
・大切な祖母の形見をなくしてしまい、一心不乱に「さがす
この場合は「捜す」が正解です。どちらも「見えなくなったものをさがし出す」という意味で使用されています。2つ目の祖母の形見を「さがす」は、物を「さがして」いるので「探す」を使用すればいいと思われるかもしれませんが、元々持っている、存在しているものが消え、さがし出す場合は「捜す」が正しい使い方となります。

探す・捜すの言葉の意味の違いとは?まとめ

以前ご紹介した「きく」のように、今回の「さがす」も意味自体は同じ意味として辞書に書かれていますが、さがす人の意思や状況によって「探す」と「捜す」は使い分けられていることがわかりました。元々手元に持っていなかった物や人を「どこかにあるはず」だと思い「さがす」場合は「探す」を使用し、元々手元にあった物や人が紛失・失踪した場合に「さがす」行為は「捜す」で表します。微妙な違いではありますが、この機会に正しく使い分けてくださいね。

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