掛かると架かるの意味の違い

今回は「掛かる」と「架かる」という2つの同訓異字について解説します。「かかる」は漢字を用いずに平仮名で書く機会が多い言葉かもしれません。実は「時間がかかる」などの「かかる」にも漢字を用いることが出来ますが、日常生活の中では使われることが少なくなってきています。今回は2つの「かかる」の意味や使い方について詳しく考えてみましょう。

「掛かる」と「架かる」の具体的な意味の違い

まず最初に「掛かる」の意味について説明します。「掛かる」とは「ある所に支え止められる。曲がった物、尖った物、刃物、仕組んだ物に捉えられる。それを頼り、目当てにする。全体的に覆いかぶさる」などの意味があります。わかりづらいかと思いますが、一般的に「かかる」と平仮名で書く場合は、実はこの「掛かる」が本来使われるべき漢字だと考えておくとよいでしょう。また、「架かる」とは「両端を支えとし、またぐように渡される。かけ渡される」とあります。主に橋の場合に使用されている言葉で、同じ「かけ渡し」という意味でも「虹がかかる」のような場合には「掛かる」を一般的に使います。「かかる」は他にも「罹る・懸かる」という同訓異字がありますが、「罹る」は主に病気について、「懸かる」は「物事に関係する」という意味にのみ使われており、一般的な意味合いでの「かかる」は「掛かる」が最も多く使われています。そして、「架かる・罹る・懸かる」それぞれ「掛かる」を使用しても間違いではありません。

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この場合はどの「かかる」?具体的な使用例を紹介!

・お正月に凧揚げをしていたら、電線に凧が「かかって」しまった
・彼女の行動はいつも破天荒で気に「かかる」
・夏休みの宿題は、冬休みの宿題と比べて時間が「かかる」
・車のエンジンをかけると、自動的にラジオが「かかる」
このように、日常生活において「かかる」と記載されているものは、「掛かる」という漢字で表すことができます。「病気に罹る」「秘密に懸かる」など別の漢字が使われることもありますが、一般的に全ての「かかる」において「掛かる」を使用しても問題ありません。

・数年ぶりに田舎に帰ると、新しい橋が「かかって」いた
・子どもの頃は、小川に「かかる」橋を渡り通学していた
同じ「かかる」でも、橋に関して使う場合は特に「架かる」を使用します。ただし、前述したように「掛かる」を使用しても間違いではありません。

掛かる・架かるの言葉の意味の違いとは?まとめ

今回は2つの「かかる」について説明しました。一般的に用いられる「掛かる」は、普段平仮名で書いている「かかる」のほぼ全てに使用できる言葉だということがわかりました。その中でも「架かる」は特に橋について「かけ渡す」という意味で使用されています。今回は「掛かる」という言葉を中心に、特別な場合のみ別の漢字が用いられる同訓異字をご紹介しました。

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