打つ・撃つ・討つの意味の違い

今回は「打つ」「撃つ」「討つ」の3つの同訓異字について考えてみましょう。それぞれ漢字から言葉のイメージがしやすい言葉かもしれませんが、漢字によって比ゆ的な表現として使われているものもあります。今回はそれぞれの「うつ」についての詳しい使い方を解説します。

「打つ」の意味

まず初めに多くの意味を持つ「打つ」について説明します。「物を他に激しい勢いで(瞬間的に)当てる。ぶつける。殴る。たたく」が直接的な意味として挙げられます。その他に「比ゆ的に強い力・刺激を及ぼす」「ぶつける・殴る・たたくに似た動作で仕事などをする」と大きく分けて3つの意味があります。

「撃つ」の意味

次に「撃つ」の意味を説明します。「撃つ」とは「当てようと(遠くに)投げまたは飛ばす」「獲物・敵をうち倒す」などの意味があります。ただし、昔の合戦の場合などは敵をうち倒す場合「討つ」を使用することもあります。射撃・攻撃に関する場合は「撃つ」が一般的です。

「討つ」の意味

最後に「討つ」の意味について説明します。「撃つ」の説明でも少し触れましたが、「討つ」とは「(特に昔の合戦の場合において)敵する者を攻める」とあります。討伐という意味合いもある言葉ですが、歴史の授業などで聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。

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この場合はどの「うつ」?具体的な使用例を紹介!

・子どもが歌いながら手を「うつ」姿は可愛らしい
・祖母の昔の話は私の胸を「うつ」
・パソコンのキーボードを「うつ」
この場合は全て「打つ」が正解です。最初の例文は手を瞬間的にたたく動作について述べています。次の文では比ゆ的に心に衝撃を受けるという意味合いで使われています。最後はたたく動作について書かれていますので、全て「打つ」が正しい使い方になります。

・主砲を使い敵艦を「うつ」
・射撃は遠くの的を狙って「うつ」スポーツだ
この場合は「撃つ」が正解です。どちらも当てようと遠くまで主砲・銃弾を飛ばすという意味で使用されていますので、「撃つ」が正しい使い方になります。

・江戸幕府が賊軍を「うつ」
・昔は親の仇を子が「うつ」ことが認められていた
この場合は「討つ」がより正確です。「撃つ」を使用しても間違いではありませんが、昔の出来事や合戦などの場においては「討つ」を使用することが一般的です。

打つ・撃つ・討つの言葉の意味の違いとは?まとめ

今回は3つの「うつ」について解説しました。一番一般的で多くの意味を持つ「打つ」を中心に、射撃や攻撃に関して使う「撃つ」、攻撃の中でも特に昔の合戦や出来事に対してのみ使用する「討つ」というように、3つの「うつ」には明確な使い分けがあることがわかりましたね。この言葉の意味の違いを正しく理解し、上手に使い分けてくださいね。

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