荒いと粗いの意味の違い

今回は「荒い」と「粗い」という同訓異字について説明します。漢字も全く似通っていない二つの「あらい」ですが、意味も全く違うのでしょうか。二つの言葉は、同じ意味や違う意味などいくつかの意味を持つ言葉です。二つの「あらい」の意味について詳しく説明します。

「荒い」と「粗い」の具体的な意味の違い

まずは二つの言葉、それぞれの意味を説明します。
「荒い」とは「動くまたは動かす勢いが激しくすさまじい。大きく強い動きをして静か・穏やかでない」「性向・行為が、度を越して激しい」という二つの意味があります。性格・行為が激しいという意味で使われる「荒い」は「荒れる」と同じ語源を持つ言葉です。

また、「粗い」は「(ばらばら・ざらざらな感じで)細かくない。一まとまりになるものの一つ一つが大ぶりだ」という意味で使用されています。そして「ざらついている。なめらかではない」という意味においては「荒い」「粗い」どちらの言葉を使用しても問題ありません。一般的には「荒い」が使われる場合が多いようですが、元々は「粗い」を使用していました。

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この場合はどの「あらい」?具体的な使用例を紹介!

・彼は怒りのあまり、「あらい」足音で立ち去った
・母親から金遣いが「あらい」と注意を受けた
この場合は「荒い」が正解です。最初の例文は「大きく強い動きをして、穏やかではない」様を表しています。2つ目の例文は「行為が度を越して激しい」という意味で使用されています。意味合いは異なる二つの文章ですが、どちらも「荒い」が正しい使い方です。

・目の「あらい」櫛で髪の毛をとく
・「あらい」粒の珈琲のほうが僕の好みだ
この場合は「粗い」が正解です。どちらも「あわせて一まとまりになっているものの、一つ一つがおおぶり」な様を表していますので、「粗い」が正しい使い方になります。

・この洋服は「あらい」手触りだが、デザインが好みだ
この場合はどちらが正解でしょうか。「ざらついている・なめらかではない」という意味で使用されていますね。こういった場合は前述したとおり「荒い」「粗い」どちらを使用しても構いません。したがって、どちらも正解ということになります。

荒いと粗いの言葉の意味の違いとは?まとめ

二つの「あらい」について考えてみましたが、いかがでしたか。「ざらついている・なめらかではない」という意味においては「荒い」「粗い」どちらを使用しても良いことがわかりました。その他の場合では二つの言葉は違った使い方をしている言葉ということもご理解いただけたでしょうか。それぞれの言葉の持つ意味を考えて、上手に使い分けてくださいね。

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