上がる・挙がる・揚がるの意味の違いとは

今回は「上がる」「挙がる」「揚がる」の3つの言葉について学んでみましょう。どの「あがる」も普段何となく目にする機会がある言葉ですが、言葉の明確な意味の違いはご存知でしょうか。もしくは、同じ意味として使用されている言葉でしょうか。詳しく解説します。

「上がる」の意味

まず初めに「上がる」の意味を説明します。「上がる」とは「上に移る」という物理的に物や人が下・低い場所などから上に移動することを指す他、のぼせる、金銭が納められる、(犯人などが)つかまる、(京都でのみ)北に行く、物事が高まる、良い状態になるなど、様々な用途で使われています。また、「食う・飲む・吸う」の尊敬語としても使用されます。

「挙がる」の意味

次に「挙がる」とは「(利益・証拠などが)示される」という意味があります。客観的な何か、人ではない物などを示される場合に使われています。

「揚がる」の意味

最後に「揚がる」の意味について説明します。「揚がる」とは「ふわっとあがる、高まる。熱い油の中で熱せられ、食べられる状態になる」との意味があります。主に物に対して使用されている言葉です。

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この場合はどの「あう」?具体的な使用例を紹介!

・坂道を下ると自転車のスピードは「あがる」
この場合は「上がる」が正解です。坂道で加速がつき、スピードが速くなるという意味で使用されていますので、「上がる」が正しい使い方になります。

・連続コンビニ強盗犯が警察によって「あがる」

この場合は「挙がる」が最も正しい使い方になります。犯罪の証拠が示され、犯人が逮捕されたことを指していますので「挙がる」が正解です。ですが、「上がる」も同じ意味として使用できますので、「上がる」でも間違いではありません。

・亀が産卵のため砂浜に「あがる」
この場合は「揚がる」が正解です。水面から陸にあがる場合「揚がる」を使用することもあります。元々は「揚がる」が主流でしたが、こちらも「上がる」に代用できるため、最近では「上がる」と表記される場合も増えています。

「上がる」「挙がる」「揚がる」の意味の違いとは?まとめ

今回ご紹介した同訓異字はいかがでしたか。3つの「あがる」について説明しましたが、実は迷った場合は「上がる」を使用すれば間違いではありません。「挙がる」は証拠などが示される、「揚がる」は高まる、いわゆる揚げ物をあげる場合に特に使用されていますが、全て「上がる」でも間違った表記ではありません。元々は分けられて使われていたこのような言葉も、年月が経つにつれ、同じ意味・用途として使用されることもあります。この他にも同じような使われ方をしている同訓異字はあるのでしょうか。これから一緒に学んでいきましょう。

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