合う・会う・逢う・遭うの意味の違い

今回は4つの「あう」と読む言葉について考えてみましょう。前回までにご紹介した同音異義語とは違い、今回からは同訓異字(異なる漢字だが、同じ訓を有するものの組み合わせ)について解説します。同じ読み方(訓読み)をするけれど、意味が異なる4つの言葉について詳しく説明します。

「合う」の意味

最初に「合う」の意味を説明します。「合う」とは「別々の物・事がひとつにまとまる。(他の同士の連用形を受けて)互いに同じ動作をする。つりあう。一致する」といった意味があります。

「会う」の意味

次に「会う」とは「人・または何かと、ある所で一緒になる」という意味があります。主に人と人とがある所でまとまる意味の「あう」の場合にはこの「会う」を使用します。

「逢う」の意味

「逢う」は常用外の使い方ですが、「親しい人にめぐりあう」という意味があります。人と人がある所で「あう」場合は「会う」を使用しますが、特に親しい関係の場合はその中でも特に「逢う」を使用することがあります。

「遭う」の意味

最後に「遭う」の意味を説明します。「遭う」とは「嫌な事柄・嫌な人に偶然あう」ときに使用します。こちらも「会う」を使用しても間違いではありませんが、特に嫌な事柄・人の場合は「遭う」を使用することがあります。

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この場合はどの「あう」?具体的な使用例を紹介!

・旅行の計画について話し「あう」
この場合は「合う」が正解です。「話す」という動詞の連用形を受けて、互いに同じ動作をするという意味で使用されていますので「合う」が正しい使い方になります。

・久しぶりに高校の同級生に偶然出「あう」
この場合はどうでしょうか。人と人とが「あう」場面ですので、「会う」「逢う」のどちらかが正解ですが、久しぶりにあった友人は親しい間柄ではないと推測されますので「会う」が正しい使い方になります。

・遠距離恋愛中の恋人と久しぶりに「あう」
この場合は「逢う」が正解です。こちらも久しぶりにあったことには変わりありませんが、恋人という親しい間柄ですので「逢う」がより正しい使い方になります。ただし、「会う」でも間違いではありません。

・旅行先で不慮の事故に「あう」
突然の不幸、嫌な事柄について述べていますので、この場合は「遭う」が正解です。その他にも「昔ケンカをした相手に偶然遭う」など人に対しても使用されています。

合う・会う・逢う・遭うの意味の違いとは?まとめ

4つの漢字それぞれの「あう」の意味を説明しましたが、いかがでしたか。ひとつにまとまる・つり合うという意味の「合う」と嫌な事柄・人に「遭う」は明確な違いがありましたが、人と人が「あう」場合は、「会う」と「逢う」の違いが曖昧な部分がありました。わからない場合は「会う」で問題ありませんが、特に親しい人とであった場合は「逢う」を使ってみてはいかがでしょうか。

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