明記と銘記の意味の違い

今回は「明記」と「銘記」の意味の違いについて解説します。同じ「記」という文字を使用していますが、この文字には「しるす、心に印象をとどめる」など複数の意味を持つ文字です。それぞれの「記」はどういった意味で使われているのでしょうか。それぞれの言葉の詳しい意味も含め、考えてみましょう。

「明記」と「銘記」の具体的な意味の違い

まずは二つの言葉、それぞれの意味を説明します。

「明記」とは「はっきりと書きしるすこと」とあります。

また「銘記」とは「心に深く刻みつけて忘れないこと。また石碑や金属器などに刻みつけた文字や文章」とあります。「記」という文字の意味としては「明記」は「しるす」という意味で使用されているのに対し、「銘記」は「心に印象をとどめる」という意味で使われているという違いがあります。そのため、意味も全く違った言葉になっています。

この場合はどの「メイキ」?具体的な使用例を紹介!

・志望動機をしっかりと「メイキ」して求人に応募する
・火災保険に加入するにあたり「メイキ」物件を記載する
この場合は「明記」が正解です。1つ目の例文は志望動機をはっきりと書き記すという意味で「明記」が使用されています。2つ目の例文「明記物件」とは、火災保険に加入する際に、家財道具・骨董・美術品など30万円以上の価値のあるものに対して保険をかける場合は、その内容を保険証券に記載する必要があり、明記しないと保険はおりない、という意味の保険用語です。

・祖父の教えを「メイキ」し、忘れないようにしたい
・石碑に「メイキ」された言葉に感銘をうけた
この場合は「銘記」が正解です。1つ目の例文は、心に刻み込み忘れないという意味で使用されています。また、2つ目の例文では石碑に刻み込まれた言葉という意味で使われていますので、どちらも「銘記」が正しい使い方になります。

明記と銘記の言葉の意味の違いとは?まとめ

「明記」と「銘記」の意味の違いを今回は解説しました。この二つの言葉は同じ漢字を使用した同音異義語であるにもかかわらず、「記」の意味も異なり、また意味も全く違った言葉だということがわかりました。「明記」ははっきり記すことを指すのに対し、「銘記」は心に深く刻み込むことを指しています。そのため、間違えて使用してしまうと、全く違う意味の文章になってしまいますので、二つの言葉を使う際は気を付けて使い分けてくださいね。

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