密猟と密漁の意味の違い

今回は「密猟」と「密漁」という二つの言葉について学びましょう。どちらもニュースや新聞などで目にすることもある言葉ですが、その具体的な意味の違いはご存知でしょうか。何となく予想がつく方もいらっしゃるかもしれませんが、今回はこの二つの言葉について共に学んでみましょう。

「密猟」と「密漁」の具体的な意味の違い

まずは二つの言葉、それぞれの意味を説明します。

「密猟」とは「法を破って、こっそりと猟をすること」とあります。

そして「密漁」も「法を破って、こっそりと漁をすること」とあります。
どちらも法を破りこっそりと「リョウ」をすることは同じなのですが、「密猟」の「猟」は鳥獣を表すのに対し、「密漁」の「漁」は魚などを捕ることを意味しています。本来「密漁」は「みつぎょ」と読んでいましたが、「密猟」の字音が転用されて「密漁」も「ミツリョウ」と呼ぶことになりました。

この場合はどの「ミツリョウ」?具体的な使用例を紹介!

・アフリカでは野生保護区の「ミツリョウ」が問題になっている
この場合は「密猟」が正解です。アフリカの野生保護区で狙われているのは動物ですので、「密猟」が正しい使い方になります。

・日本海での「ミツリョウ」の取り締まりは年々厳しくなっている
この場合は「密漁」が正解です。日本海という海でとれるものは魚などの魚介類ですので「密漁」が正しい使い方になります。

・「ミツリョウ」者には厳しい罰則が科される
この場合はどうでしょうか。「密猟」か「密漁」なのか、この文面だけでは鳥獣をとっているのか、魚類をとっているのか判断できないため、どちらが正しいのかわかりません。こういった場合は前後の文章から判断し、「密猟」と「密漁」を使い分けてください。

密猟と密漁の言葉の意味の違いとは?まとめ

「密猟」と「密漁」は共に「法を犯して、こっそりとる」という意味では共通していましたが、こっそりとるものが鳥獣なのか、魚類なのかで使い分ける言葉だということがわかりました。ですので、使用例の最後の例文のように、一文だけではどちらの「ミツリョウ」が正しいのか判断がつかない場合もあります。その際は、前後の文脈から判断し、鳥獣か魚類かを見極めて「ミツリョウ」という言葉を正しく使用しましょう。

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