要綱と要項の意味の違い

今回は「要綱」と「要項」(ヨウコウ)について解説します。同じ「要」という文字を使用していますが、二つの言葉には共通点があるのでしょうか。同じ意味として使われている同音異義語をこれまでにいくつかご紹介してきましたが、今回はどうでしょう。何となく目にする機会のある言葉ですが、それぞれの言葉の意味について詳しく解説していきます。

「要綱」と「要項」の具体的な意味の違い

まずは二つの言葉、それぞれの意味を説明します。
「要綱」とは「根本を成す大事な事柄(をまとめたもの)」とあります。また「要項」とは「必要な、肝心な事柄(を記したもの)」とあります。「要綱」で使われている「綱」はこの場合、大きな綱から転じて物事の根本を表しています。その元となる文章などをまとめたものを「要綱」と言います。また、「要項」の「項」は項目を表していて、元となる文章の特に重要・肝心な部分を記したものを言います。

この場合はどの「ヨウコウ」?具体的な使用例を紹介!

・災害時の避難計画の実施「ヨウコウ」をまとめる
・山林の開発は、指導「ヨウコウ」に沿ってすすめる
この場合は「要綱」が正解です。どちらも役所で使用されている例文をご紹介しましたが、「要綱」は主に役所が事業などをすすめる上での方針・基準をあらわす場合に用いられることの多い言葉です。一般的に用いられることもありますが、その場合は大げさな表現になってしまいがちですので「要項」が広く用いられています。

・アルバイトの募集「ヨウコウ」を確認する
・大学受験の入試「ヨウコウ」を調べる
この場合は「要項」が正解です。どちらも全体の文章の中から、特に大事な部分をまとめたものを確認する、調べるという意味で使用されていますので「要項」が正しい使い方になります。

要綱と要項の言葉の意味の違いとは?まとめ

いかがでしたか?この二つの言葉はとても似通った意味のある言葉だということがわかりました。辞書に掲載されている意味も少し違うのですが、使い分け方としては役所などで主に使用されている、どちらかというと仰々しい言い方が「要綱」、一般的に使用されているのが「要項」とするのが主流のようです。迷った場合は「要項」を使用して問題ありませんが、より正確さを求める場合などは気を付けて使い分けてみましょう。

スポンサーリンク