補足・補則・捕捉の意味の違い

今回は「補足」「補則」「捕捉」(ホソク)について説明します。「補足」は普段からよく使われる言葉ですが「補則」「捕捉」についてはあまり見慣れない言葉かもしれません。この似通った文字には同じような意味があるのでしょうか。それとも全く違う意味を持つ言葉なのでしょうか。詳しく解説します。

「補足」の意味

まず初めに「補足」の意味を説明します。「補足」とは「つけたして補うこと」とあります。類似語として「補充」という言葉が挙げられるように、何かを補う、つけたす場合にはこの「補足」を使用しましょう。

「補則」の意味

次に「補則」の意味について説明します。「補則」とは「規定を補うために本則中の末に置く規定」とあります。簡単に考えると、メインとなる規定の文章に、追記することを補則というと覚えておくとよいでしょう。同じような意味を持つ言葉として「附則・付則」がありますが、こちらは法律や憲法の内容を補うためにつけられる規則のことを言いますので、「捕捉」とは意味の違う言葉になります。

「捕捉」の意味

最後に「捕捉」の意味について説明します。「捕捉」とは「つかまえること。とらえること」とあります。パソコンやスマホで変換する際には「捕捉」とすぐに出てきますが、書く際には「捕」の字を「補」と間違えないように気を付けましょう。

この場合はどの「ホソク」?具体的な使用例を紹介!

・授業の内容がわかりやすいように教科書に「ホソク」して説明する
・先ほどの会議を元に「ホソク」資料を作成する
この場合は「補足」が正解です。教科書の内容がよりわかりやすいように内容を補い説明する、会議で出た内容を元に元々の資料をさらに補う資料を作成する、という意味で使用されていますので「補足」が正しい使い方になります。

・契約書の内容についての「ホソク」を作成する
・就業規定の「ホソク」をよく確認しておく
この場合は「補則」が正解です。契約書・就業規定はどちらも規定であり、その規定を補うために文章が「補則」されていますので、この場合は「補則」が正しい使い方になります。

・主婦の労働時間の実態は「ホソク」しづらい
・ドローンがレーダーに「ホソク」された
この場合は「捕捉」が正解です。主婦の労働時間の実態はわかりづらい、とらえずらい、という意味で使用されている場合と、レーダーにつかまった、捕らえられたという意味で使用される場合をご紹介しましたが、どちらも「捕捉」が正しい使い方になります。

補足・補則・捕捉の意味の違いとは?まとめ

今回ご説明した「ホソク」という3つの同音異義語は、それぞれ全く異なる意味を持つ言葉だということがおわかりいただけたでしょうか。それぞれ「補足」はつけたし補う、「補則」はメインの規定に追記する規定のこと、そして「捕捉」はつかまえる、とらえる、という意味があることがわかりました。普段耳慣れない「ホソク」もありましたが、使い分ける場合は漢字にも気を付けて使い分けてくださいね。

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