負託・付託・附託の意味の違い

今回学ぶ3つの「フタク」は普段あまり使用頻度の高い言葉ではないかもしれません。今まで一度も見たことがない、という言葉もあるかもしれません。日本語には国語辞典に収録されているだけで約7万語の言葉があります。その中には「フタク」のように普段聞きなれない同音異義語も多数収録されています。今回はこの「フタク」についての意味を説明します。

「負託」の意味

まずはじめに「負託」の意味を説明します。「負託」とは「引き受けさせて、任せること」とあります。「負」の文字が使用されていますが「負ける」という意味ではなく「(責任などを)負う、負わされる」という意味で用いられている点に注目してください。他人に責任を引き受けさせて、任せるという意味が理解しやすくなったのではないでしょうか。

「付託」「附託」の意味

次に「付託」「附託」の意味を説明します。なぜ、この二つの言葉を一度に説明するのかと言いますと、この二つの言葉は全く同じ意味を持つ言葉だからです。元々は「附託」が一般的に使用されていましたが、戦前・戦後あたりから「附」の代わりに「付」を使用する場面が増え、現在に至ります。そのため、同じ意味をもつ二つの「フタク」という言葉が存在します。その「付託」「附託」の意味は「頼んで任せること」とあります。特に議会において本会議の議決に先立ち、議案などの審査を、他の機関にゆだねるという意味で使用される言葉です。

負託・付託・附託の意味の違いとは?まとめ

いかがでしたか。普段耳慣れない「フタク」という言葉でしたが、どちらも「任せる」という意味においては共通していますが、「負託」のほうは責任を引き受けさせるという意味も含まれます。また「付託」と「附託」は同じ意味を持つ言葉だということがわかりました。これは以前ご紹介した「独得」と「独特」のように年月を経て、一つの言葉が二つの漢字を使用するようになった言葉といえます。

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