配布・配付・配賦の意味の違い

今回は三つの「ハイフ」について考えてみましょう。比較的よく目にする「配布」「配付」という言葉に対し「配賦」はあまり見かけない言葉かもしれません。それぞれの意味を知り、正しい使い方ができるように学んでみましょう。

「配布」の意味

まず初めに「配布」の意味を説明します。「配布」とは「広く配ってゆきわたらせること」とあります。不特定多数の人々に広く配ることを「配布」と言います。「街頭でチラシを配布する」「無料サンプルを配布する」など相手が特定されていない場合に使用されています。

「配付」の意味

次に「配付」の意味を説明します。「配付」とは「銘々に配り与える(渡す)こと」とあります。「配布」と何かを配るという意味では共通していますが、「配付」が不特定多数の人々に配ることを意味するのに対し、「配付」はきめられた人々に配ることを意味する言葉です。「生徒に教科書を配付する」「メンバーにユニフォームを配付する」など特定の相手がいる場合に使用されています。

「配賦」の意味

最後に「配賦」の意味を説明します。「配賦」とは「個々に割り当てること。個々に割り振ること。配分」とあります。「配賦」は個々に割りふる、割り当てることを言い、「配布」「配付」と違い、受け取る分量や範囲が同じとは限らないという特徴があります。

スポンサーリンク

配布・配付・配賦の意味の違いとは?まとめ

今回説明した「配布」と「配付」は共に配るという意味では共通していましたが、不特定多数の人々に配る「配付」、きめられた人々・グループに配る「配布」では意味が違うことがわかりました。また、「配賦」は個々に割り当てることを意味していますが、分量や範囲が同じとは限りません。「配賦」は一般的に使用される機会の少ない言葉で、約8万語を収録している国語辞典では掲載されていない場合が多く、約26万語を収録する大辞林や広辞苑に収録されています。このように、一般的に広く使用されない言葉については国語辞典には掲載されていない場合もありますので、多くの言葉を調べたい場合は広辞苑や大辞林を参考にするとよいでしょう。

スポンサーリンク