対象・対称・対照の意味の違い

今回は「タイショウ」と読む三つの言葉を説明します。それぞれ「対」の文字を使用していますが、それぞれ全く異なった意味を持つ言葉だと言えます。それぞれどんな意味を持つ言葉なのでしょうか。違いを理解することで、変換ミスなどを未然に防げるように学んでみましょう。

「対象」の意味

まず初めに「対象」の意味を説明します。「対象」とは「精神活動が向けられるもの。または、目標、相手」とあります。心の状態・気持ちがどこに向けられているか、という意味と、目標・相手の類義語として使用されている場合があります。心が研究に向けられていると「研究の対象」などと使用し、相手の類義語として使用する場合は「読者対象」というように使用します。

「対称」の意味

次に「対称」の意味を説明します。「対称」とは「物と物との間に対応があり、つり合っていること。(論理・数学において)二つの点・線・図形などがある点・直線に関して向き合う位置にあること。シンメトリー」とあります。二つの物が規則性を持ってつり合う、向き合う状態のことを「対称」といいます。数学で習う「線対称」「点対称」を思い出していただくとイメージしやすいのではないでしょうか。

「対照」の意味

最後に「対照」の意味を説明します。「対照」とは「ある物・事を他と照らし合わせ、つき比べること。また、反対もしくは著しく異なる二つの物・事を並べる時、違いや特徴が一層はっきりすること」とあります。物と物を比べる、または比べることで違いがはっきりする、と覚えておくとよいでしょう。

対象・対称・対照の意味の違いとは?まとめ

いかがでしたか?三つの言葉に共通する「対」は向かい合う・相手、という意味で使われていますが、組み合わせる文字の違いでそれぞれ全く違う意味の言葉になっていることがわかりました。心がどこに向けられているのかを表す「対象」、線対称・点対称などで表される二つの物が規則性を持ってつり合う、向き合う状態を表す「対称」、二つの物などを比べることを意味する「対照」。この三つの言葉は同じ文字を使用しているので、間違えて使ってしまう場合も多い言葉です。これを機会に、次回からは正しい「タイショウ」を使用できるように意識してみてください。

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