深々と津々の意味の違い

今回は「深々」と「津々」の二つの言葉について説明します。同じ音を繰り返す言葉のことを畳語(じょうご)と言いますが、「シンシン」も数多くある畳語の一つです。畳語は、「複数であること。動作などの反復。意味の強調」などの理由で使われています。二つの「シンシン」は共に意味の強調として畳語が使われていますが、その他にも二つの言葉には共通点があるのでしょうか。

「深々」と「津々」の具体的な意味の違い

まずは二つの言葉、それぞれの意味を説明します。
「深々」とは「奥深いさま。ひっそりと静まりかえっているさま。寒さなどが身に深くしみるさま」とあります。「深々」は主に情景、景色や気候などの様子を表す言葉として使用されています。

一方「津々」「絶えずあふれ出て尽きないさま」とあります。
こちらの「津々」も元々は「水がとめどなく溢れ出てくる」という意味合いで使われていましたが、現在ではこのような意味で使われることは少なく「興味津々」という四字熟語で使用される場合がほとんどです。

この場合はどっちの「シンシン」?具体的な使用例を紹介!

・昨夜は雪が「シンシン」と降り、幻想的な雰囲気に包まれていた
この場合は「深々」が正解です。この場合の「深々」は静まりかえった夜に雪が降るさまを表していますので、「深々」が正しい使い方になります。

・彼女はどんなことにも「興味シンシン」だ
この場合は「津々」が正解です。現在では「津々」はほぼ「興味津々」でのみ使われている言葉ですので、比較的わかりやすかったでしょうか。

深々と津々の意味の違いとは?まとめ

今回は「深々」と「津々」について説明しました。この同じ読み方をする二つの言葉は同じ音を繰り返す畳語であり、さらに使われ方も言葉の強調ということで共通していました。しかし、二つの言葉の意味は全く異なり、「深々」は情景や気候などを表す言葉であるのに対し、「津々」も元は水が溢れる様子を表した言葉でしたが、現在では感情などがあふれ出るさまを表す言葉になっています。今では意味が全く違う二つの言葉ですが、元々は共に情景を表す言葉というところが今回の一番の発見だったのではないでしょうか。

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