実態と実体の意味の違い

今回は「実態」と「実体」の二つの言葉の意味の違いを明確にしていきたいと思います。この二つの意味の違いは「実情」と「実状」の意味の違いの仕組みと、ほとんど同じと言えるでしょう。ニュースでもよく耳にする、この「じったい」という言葉、どのように使い分けられているのか、詳しく見ていきましょう。

「実態」と「実体」の基本的な意味の違い

まずは、両者の核となる意味はどの部分かを見るため、それぞれの意味を説明していきたいと思います。「実態」「実際の状態。本当のありさま。実情」という意味があります。それに対して、「実体」「そのものの本当の姿。実質。正体。」という意味です。恐らく、「実体」をインターネット上で検索すると、哲学的な説明が多数見られますが、シンプルな説明としてはこのようになります。そして、本題がどの部分が違うか、ということです。どちらも、「本物」的な意味合いを持っていますが、その明確な違いは「状態」に対して使うか、「物体」に対して使うかという点です。「実態」は、漢字の示す通り物事の状態や、客観的に見た状況など、目には見えない部分の本当の姿のことを言います。その反対に「実体」は、目に見えるもの、形あるものに対して使うのが適当であることが分かります。

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この場合はどちらの「ジッタイ」?具体的な使用例を紹介!

・麻薬ビジネスの「ジッタイ」を明らかにした。
この場合は「実態」が正解です。麻薬ビジネスの仕組みという、全体像のことを示した本当の姿なので、「実態」を使うのが正しいでしょう。

・授業で「ジッタイ」顕微鏡を使った。
この場合は「実体」が正解です。「実体顕微鏡」という言葉を知っていればそれまでですが、顕微鏡は物理的な観察に用いるので、形ある本当の姿を意味する「実体」を使うのが正しいでしょう。

実態と実体の意味の違いとは?まとめ

「実態」と「実体」の意味の違い、理解頂けたでしょうか。先ほども説明したように、「実情」と「実情」にほとんど近い形の意味の違いになります。言葉の意味の違いには、心などの内側を示す言葉と外側の状態を示す言葉の二つに分けられることが多いので、その他にも似たような仕組みで存在する二語があるか、探してみるのも面白いでしょう。

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