実情と実状の意味の違い

今回は「実情」と「実状」の言葉の意味の違いについて説明したいと思います。大きく括ると同じ意味にも捉えることのできる言葉ですが、両者は使い方に大きな特徴があります。具体的にどういった部分が違うのか、共通する意味も含めて学んでいきましょう。

「実情」と「実状」の基本的な意味の違い

まずは、二つに共通しベースとなる部分から見ていきたいので、それぞれの意味を紹介します。「実情」「物事の実際の事情。真実の心」とあります。それに対し、「実状」「物事の実際のありさま。本当の状況」とあります。インターネットの辞書でも、ほとんど区別されていないのが事実なようですが、ほぼ同じ意味に捉えられるこの二つの言葉には、それぞれ使い方に特徴があります。漢字に注目すると分かりやすいのですが、感情の「情」の字が使われている「実情」は精神面にフォーカスを当てた事実のことで、「本心」のことを指します。状況の「状」の字を使う「実状」では、精神面よりも実際の「状態」にフォーカスを当てているので、物事の目に見える実際の状況、という説明が分かりやすいでしょう。

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この場合はどっちの「ジツジョウ」?具体的な使用例を紹介!

・状況を見た上での、「ジツジョウ」を暴露した
この場合は、「実情」が正解です。使い分けが難しいところではありますが、状況を見た上での正直な気持ちを暴露するという意味で使われているので「実情」がより表現としては近いでしょう。

・会社の売り上げは「ジツジョウ」良くない。
この場合は「実状」が正解です。売り上げの実際の状況のことなので、心情面などを表現する「実情」を使うのは間違いです。

実情と実状の意味の違いとは?まとめ

「実情」と「実状」の言葉の意味の違い、いかがだったでしょうか。先ほども説明したように、細かく区別されていないのが、まさに「実状」です。例文のクイズも、恐らく一つ目に関しては「実状」でも意味が通ってしまうでしょう。それほど似通った言葉ではありますが、精神面を表現するのか、実際のありさまを表現するのか、二つの微妙なニュアンスの違いを覚えておくと役に立つと思います。

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