温和と穏和の意味

「温和」と「穏和」この二語はほとんど同じような意味合いで用いられますが、使い方に微妙な違いがあるんです。
まず、両者に共通する意味としては、「優しくて穏やかな性質」を示すという意味です。
この「性質」というのが、非常に幅広いものを対象とすることができるため、「温和」も「穏和」も細かく分けられて使用されていないことがほとんどです。
ただ、この両者には、それぞれ特徴があります。

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温和とは?

「温和」は気候の穏やかさを示す場合に使うことができます。
辞書では「気候が暖かで厳しい変化のないこと」とあるように、緩やかで住みやすい環境などを表現する際に用いることができます。

穏和とは?

「穏和」はどういった場合に使用できるのかと言えば、人の性格の時。
「物腰柔らかな態度」と言い換えることもできます。
先ほどの気候を示した「温和」とは違い、こちらの「穏和」は人としての話しやすさ、雰囲気などを指し示す場合に使われます。

両者の大きな特徴を挙げましたが、気候や土地の環境にしろ、人の性格や物腰、態度にしろ、これらは性質という言葉でまとめることができます。
どちらも、人間にとって優しく穏やかな性質であるということ。
また、「温和」の対義語は荒々しく乱暴な性質を意味する「粗暴」という言葉ですが、粗暴という言葉も人の性格を指し示す場合にしばし使われます
つまりは、「温和」と「穏和」ここまで、ある程度の違いを述べてきたが辞書などでも説明が一括りにされているように、両者の使用方法に大きな違いはありません。
とはいえ、「和やか」な雰囲気を指すこの言葉を、「温かい」イメージで伝えるか、「穏やか」なイメージで伝えるか発信者が選ぶことが出来るのは、日本語の表現の多様さと、魅力の一つであると思います。

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