英気と鋭気の意味

「鋭気を養う」これは間違え。正確には、「英気を養う」なんです。
この「英気」と「鋭気」、ほとんど同じ意味合いを持つ言葉ですが、微妙に意味が異なり、注意が必要です。

英気の意味とは?

初めに紹介した、「英気を養う」という言葉ですが、辞書では「何事かに取り組むための活力を蓄えること。元気付けること。」と記載してあります。つまり、こちらの「英気」は養うことのできるものという事です。
具体的に英気を養う例を挙げれば、食事を取って体力を回復したり、睡眠を取って体を休めたりすること。
精神的な面での元気を表現できないわけではありませんが、基本的に先ほど挙げたような物理的な元気に依るところが多い。
心の問題ではなく、体の問題だと言えます。

鋭気の意味とは?

では、それに対して「鋭気」はどうなんでしょう。「するどく強い気性・気勢」の意味を持つ言葉ですが、これも何かを行うための活力と言い換えることもできますが、やはり少し違います。
まず、「鋭気」はその名の通り、「鋭い」という漢字を持っています。
つまり、「英気」よりも鋭く、感情による気力の側面が強いということです。「英気」が表現する活力が、体力8割、精神力2割ならば、「鋭気」はその逆で精神力8割、体力が2割と言えるでしょう。

もう一度文頭の英気を養うについてを考えると、「鋭気」は精神面・心の力を重要視した言葉であるため、考えや意志が伴わなければ、そう簡単に養えるものではなく。
それに対して、食事を取って栄養を補充すれば、体は動きやすくなり、睡眠を取れば、元気がみなぎってくる。体のコンディションを重要視する、「英気」という言葉が、「英気を養う」には適切というわけです。
自身の感情的で鋭く激しい勢いを表現したい際には、「鋭気」を、体調面などのコンディショニングをメインとした活力を表現したい際には、「英気」を、正しく使い分けましょう。

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